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「増やす」はここ４年で最も少なかったが、「０８年並み」は最多で拡大した採用枠を維持した企業は多い。「近頃(ちかごろ)の流行(はや)りは妙である。ミョーと表記し、発音した方が実感できるかもしれない。次々と起こる事件の原因と結果に納得がいかない」（阿久悠著「清らかな厭世(えんせい)」より）◆「過去にも残酷な事件は数え切れないくらいあったが、事情は呑(の)み込めた。納得はしないまでも、そうか、しかし他に方法もあったろうにという思い方もできた」と続く◆が、ここ何年かはそうではなくなった。阿久さんは昨年亡くなったが、妙な世の中はますます妙だ。茨城県土浦市の連続殺傷事件でミョーを痛感する。動機も殺意も全く不可解だ◆世の中のミョーについて、阿久さんは「小さい異変を見逃してきたことが積み重なって怪物化した。それが社会の価値観、人の美意識を腐らせてしまった」という◆「少女売春を援助交際と言い換えた時」「勤勉、真面目(まじめ)を野暮(やぼ)、ダサイと笑いものにした時」「死をリセットと信じ込ませ、ゲームでその気にさせてしまった時」……これらの小異変の都度、角度がついて世は曲がって行った◆警世の名句を残して去った作詞家の鋭い見方に同感する。［ロサンゼルス　２６日　ロイター］　英ベテランロックバンド、デュラン・デュランの世界ツアーが２６日、ニュージーランド公演を皮切りにスタートしたが、同公演ではボーカルのサイモン・ル・ボン（４９）が歌詞を忘れたほか、ベースのジョン・テイラー（４７）がステージをいったん立ち去るなど、荒れ模様の幕開けとなった。地元紙が報じた。   2008年03月28日17時04分小泉純一郎首相が政権の最重要課題と位置付けてきた北朝鮮による日本人拉致事件の解決。ここにきて同じ北朝鮮でも世界の注目を集める核開発問題の裏に隠れる形となり、膠着（こうちゃく）状態が続く。被害者と家族らの明と暗という対照的な姿は、問題の手詰まり感を浮き彫りにしている。　「（ジェンキンス氏の）お母さんは高齢なので早く会わせてあげたい」。曽我ひとみさんは14日、夫の母親や肉親に会うため一家そろって渡米する。ジェンキンス氏にとって母親との再会は約40年ぶりだ。まもなく1年を迎える日本での生活にも慣れ、家族にとって訪米は一つの節目。家族の表情も明るい。　対照的なのが被害者の帰国が実現していない家族。拉致被害者の家族会と支援団体の救う会は、北朝鮮への速やかな制裁発動を求めて24日から3日間、首相官邸周辺での座り込みを計画している。家族会側は何度も首相に面会を申し入れてきたが、官邸側からはこれまで「被害者家族とはもう3回会っている。今は会えない」とつれない返事だったという。　首相の電撃的な訪朝は2002年9月。曽我さんら被害者5人の帰国につながったが、その後の交渉は遅々として進まなかった。事態打開に向けて首相は昨年5月、再訪朝し、拉致被害者の家族帰国という成果を上げた。しかし昨年11月の日朝実務者協議で北朝鮮側は横田めぐみさんのものだとして「ニセの遺骨」を提供。これをきっかけに交渉は再び完全に行き詰まる。　政府は昨年12月に「北朝鮮側から迅速かつ誠意ある対応がなければ厳しい対応を取らざるを得ない」という最後通告をした。だが、半年が過ぎようとする今も具体的な措置に踏み切る動きは無い。　政府は4月、これまでの内閣府の「拉致被害者・家族支援室」を「拉致問題連絡・調整室」に組織改編した。同室関係者は「拉致被害者の支援は継続していく。今後は安否不明者や特定失踪者の問題など全般について関係省庁と連絡を密にして取り組む」と説明する。　家族会の受け止めは違う。「一生懸命にやってくれているが、本当に我々と同じ気持ちになっているのかどうか」。日朝交渉の加速につながる動きが見られない事情もあり、不満と焦りが募る。　最近は日中、日韓関係の悪化という外交課題を抱え、政府・与党内の関心も一時ほどではない。細田博之官房長官は6日の記者会見で「国民は核開発が明らかになるまで拉致に大きな関心を示していたが、今は両方に大きな関心がある」と述べ、核への対応も喫緊の課題になったことを指摘している。　首相周辺の拉致問題への関心低下を肌で感じているのは、首相官邸と道一本隔てた内閣府の拉致問題連絡・調整室の幹部も同じだ。「官邸の方々は忙しいので面会時間が限られる。それでも（問題が）忘れられないように直接足を運ばなければいけないんですよ」。事件解決への意志の「風化」が最大の敵という危機意識は家族会と共通する。　確かに北朝鮮の核開発問題は日本の安全保障にも直結する大きな国際問題だ。だからといって拉致問題の優先順位が低下したことにはならない。被害者家族の高齢化も進んでおり「早く娘や息子に会いたい」という願いは強まるばかりだろう。　政府内には今後の対北朝鮮政策について「6カ国協議など北朝鮮側の出方次第」（外務省幹部）という空気が広がりつつあるが、現在のような受け身の姿勢だけでは、政治の責任を果たしたことにはならない。【重慶＝多部田俊輔】中国チベット自治区の共産党機関紙、チベット日報（ラサ市）の26日の報道によると、同自治区で14日に発生した大規模騒乱に関与した280人余りが自首したことが明らかになった。同自治区の公安当局は騒乱に深く関与したとみられる53人を指名手配しており、7人を拘束したことも伝えた。米映画「グッドモーニング・ベトナム」「グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち」で知られる俳優、ロビン・ウィリアムズさん（５６）の妻マーシャさんが２１日、サンフランシスコ地裁に離婚を申し立てたことが分かった。サンフランシスコ・クロニクル紙（電子版）が２６日報じた。